【報告】5月17日定例保全活動 |
青空が広がり、絶好の活動日和となりました。
まずは挨拶です。約40名の方にご参加いただきました。
34号、35号ワンドに加えて36号ワンドでも地引網を行い、計6回引きました。
また、今回はNHKの方が取材に来られました。
こうやって活動を発信していただけるのは嬉しいですね。
こんなに大きなカラスガイを発見しました。
通りがかる人も興味津々。
【とれた魚の種類と数】
<34号、35号ワンド>
◎在来魚
オイカワ(3尾)
カマツカ(15尾)
ヨドゼゼラ(1尾)
タモロコ類(56尾)
コウライモロコ(130尾)
モツゴ(7尾)
ニゴイ類(1尾)
フナ類(1尾)
カネヒラ(2尾)
ヨシノボリ類(3尾)
◎外来魚
オオクチバス(4尾)
ブルーギル(5尾)
ヌマチチブ(8尾)国内外来種
※国外外来魚の割合は、34号35号全採捕数の約4%です。
<36号ワンド>
◎在来魚
オイカワ(2尾)
カマツカ(1尾)
コウライモロコ(19尾)
モツゴ(4尾)
シロヒレタビラ(1尾)
ヨシノボリ類(1尾)
◎外来魚
オオクチバス(4尾)
ブルーギル(11尾)
タイリクバラタナゴ(1尾)
ヌマチチブ(5尾)国内外来魚
※国外外来魚の割合は、36号全採捕数の約33%です。
特にコウライモロコが非常に多く採捕されました。
一方、こんなに大きなオオクチバスも。
今回は、イタセンパラの稚魚が確認されました!
私たちの活動がこの小さな命に繋がっています。
稚魚の確認で、今後の保全活動にも力が入りますね。
また、今回採捕されたイタセンパラの仲間たちを紹介します。
↑こちらはイタセンパラと同じくタナゴ亜科に分類される「シロヒレタビラ」の雄です。
イタセンパラは秋産卵型ですが、シロヒレタビラは春産卵型です。
ちょうど繁殖期にあたり、雄は腹ビレとしりビレが美しい黒と白に色づきます。
↑こちらは「タイリクバラタナゴ」の雄です。
シロヒレタビラと同じく春産卵型で、バラ色の婚姻色がみられます。
タイリクバラタナゴは国外外来種で、在来種であるニッポンバラタナゴと見た目が非常によく似ており、ニッポンバラタナゴとタイリクバラタナゴは交雑してしまいます。
取扱いには厳重な注意が必要です。
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