【ご報告】海遊館25周年記念シンポジウム |
会場入口には、イタセンパラやイタセンネットの活動を紹介するブースを設けていただきました。
大阪府立環境農林水産総合研究所 水生生物センターから、とても立派なイタセンパラの生体展示も行われ、隣には私たちの保全活動の様子を動画で紹介しています。

淀川の淡水魚などのパネルやパンフレットを置き、自由にみてもらうことができます。

午前の部は『学生による調査活動の発表および交流』と題して、近畿圏の学生団体さんが発表を行いました。
ここで、イタセンネットを代表して福崎由樹くんが口頭発表をしました!
主催の海遊館が発表者へと用意したひらめきハット(ヒラメの帽子!)をかぶり、「淀川にイタセンパラが戻ってきた!」という題で、淀川のイタセンパラの現状や私たちの取り組みを発表してくれました。

福崎くんの発表には、イタセンパラはもちろんのこと、淀川の在来魚の写真もたくさん登場し、初めてみる学生さんが興味津々で聞いていました。
福崎くんは、この活動で外来魚の割合が非常に低くなったこと、イタセンパラが育っていること、そしてこの活動を続けていく目的などを話してくれました。

学生による発表が終了した後は、フリートークの交流が行われました。

お互いの発表を聞いて、疑問に思ったことやびっくりしたこと、自分の活動で自慢できることなど、さまざまなテーマで交流がなされました。
福崎くんは、イタセンネットの自慢できることについて、市民のみんなで活動できること!と答えていました。

午後の部は『専門家による現状報告と今後の展望』と題して、基調講演や講師によるレクチャーが行われました。
水生生物センターから上原一彦さんが「淀川のシンボルフィッシュ・イタセンパラの保全活動について」という演題で発表されました。
イタセンネットが今年日本水大賞の環境大臣賞を受賞したことについても話され、私たちの活動成果がたくさんの方に伝えられたかと思います。

福崎くんや上原さんの発表を聞いて、はじめての方にもイタセンパラに興味を持ってもらえたと思います。
休憩時間にはイタセンパラのもとにたくさんの人が集まりました。
ブースに訪れる方が、普段イタセンネットの活動に参加している人の説明を熱心に聞く姿もみられました。

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