この日の保全活動には朝から36名の方にお集まり頂けました。
ありがとうございます。
やっと暑さも落ち着きましたが、少し太陽が雲から顔を覗かせば汗ばむような気候の中、合計6回の網引きを行いました。



ふと足元の植物を見て見ると複数のエメラルドグリーンに輝く甲虫が。
カミナリハムシの仲間でした。
5㎜くらいですが7~8匹ほど見られました。

網を入れる場所には、釣りをされている方が数名いらっしゃいました。
お声をかけさせていただいたところ、皆さん快く移動いただき、毎回感謝です。
誠にありがとうございます。

橋の上から声が聞こえます。
ふと見上げると、河合事務局長がイタセンネット連携団体であるネイチャーおおさかの自然環境市民大学の受講生を引き連れて、講座の講師をしているのでした。

あちらにはごみ袋を抱えて水制工上を歩く数名が見えます。
外来植物の駆除やごみ拾いをしています。



あちらは潜堤のようになっている水制工の上を歩く貝調査班。
ヌートリアに捕食された貝殻を集めています。
両手に抱えられた袋の中にある貝殻はいつも沢山で、非常に気になるところです。

こちらは35号ワンドの北西の角。

そのすぐ北にあるワンドは特定外来生物のアゾラ・クリスタータ(和名:アメリカオオアカウキクサ)で水面が覆い尽くされていました。

ここは淀川河川事務所によって新しく造成された34・35号北ワンドに北側から入り込むところ。
繁茂しすぎた植物群に足を取られ、運営委員の一人が斜面で転倒しました。
皆さんご注意下さいね!



初夏に刈払い機などで整備しておかないと秋にはこのような状況になるんです。


環境省の方にもご協力いただき、天日干しをしている様子です。

バケツを裏返して設置台にするのが定番となりました捕獲魚の説明準備の様子です。

自然環境市民大学の皆さんにご説明させて頂きました。
海とを行き来している甲殻類です。
写真ではサイズ感が伝わらないですが過去最大級のサイズでした。

捕獲された外来生物は全て研究試料として持ち帰り、在来生物は個体数計数・体長計測ののちに元のワンドへ戻しました。
さて、午後からは大阪工業大学の新校舎の一室を使用してイタセンネットの2024年度第1回総会を行い、28名にご参加頂きました。
教室からは淀川が見渡せる環境です。


すべての議題は特に異論もなく承認されました。
ありがとうございました。
その後、淀川河川事務所河川環境課の松永氏に「淀川ワンド整備と城北ワンド調査結果について」をご講演頂きました。
参加者からは、水温に関する質問などが複数でていました。

その後の高田副会長による「駆除現場から見た琵琶湖の外来魚の現状」の講演の様子です。
ブルーギルの減少に関する興味深い内容が報告されました。


最後に、承認されました来年度の活動予定の現時点での案をここに掲示します(修正の可能性あり)。
【今後の活動予定】
10月13日(日) 庭窪定例保全活動7
10月20日(日) 城北定例保全活動14
※このブログで使用しているすべての画像・図表の無断使用を禁止します。