この日の保全活動には朝から26名の方にお集まり頂けました。
ありがとうございます。はじめて参加される学生さんがたくさんおられました。
34号ワンドで3回、35号ワンドで3回の網引きを行うことになりました。
見ての通り水深が深く、脇の近くまで水が来ています。気を付けて作業を行いました。

この場所ではタモロコを中心として多数の魚が見られました。






ふと、外国の方の声が橋の上から聞こえます。
見上げると、自転車に乗った方が立ち止まって地引網の様子に注目されていました。
遠くを指さしていたので淀川についてをお話されていたのかもしれませんね。
奥のバケツの向こうにも、透明容器が並んでいます。
これほどたくさんの種類が観察できました。
因みに手前から8種類が、国内&国外外来種となります。


採れた生きものを少しだけ紹介すると、これはカワヒガイのオス。
赤や紫の色をした繁殖期特有の婚姻色が出ています。
これはシロヒレタビラのオス。かなり綺麗な色をしています。
こちらは国外外来種カムルチー。
別々のところで採れたものですが恐らくオスメスかと思われます。

こちらはヌマチチブ。
元々淀川にはいなかった国内外来種になります。

テナガエビとスジエビです。

脚が少し切れていますがタイコウチ。
近年増えていて、昨年も何匹も網の中に入りました。

これからの季節、どんどん種類が増えていくので楽しみですね。
捕獲された外来生物は全て研究試料として持ち帰り、在来生物は個体数計数・体長計測ののちに元のワンドへ戻しました。
さて、午後からは場所を移動して太子橋地区の河川公園でバーベキューを開催しました。
昨年は雨天で中止が相次ぎ、春と秋と予備日の合計3回流れてしまったので久々の開催となります。

ここでの醍醐味はなんと言っても採れたての外来魚を食べられるということでしょう。
写真はカムルチーを捌く様子。

オオクチバスやカムルチーなど、肉の横に並べてホイル焼きで楽しみました。




何名か途中で抜けましたが、最後に残ったメンバーで記念撮影しました。
参加者たちは楽しいひと時を過ごせました。

【今後の活動予定】
5月11日(日) 外来魚駆除釣り大会(城北定例保全活動3)
5月18日(日) 城北定例保全活動4
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